【香りと心の調律】
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エシカルローザの角屋由華でございます。
香りの記憶、心に咲く調べ
本日は、アロマと香水、それぞれの「香りの物語」について、ひとときご一緒しませんか?
◎アロマと香水、香りのルーツの違い
香りには、装う香りと癒す香りがあります。
香水は、どこか「魅せる」ことに重きを置いたもの。人工的に調香され、香りをまとうことで気分を上げたり、所作やたたずまいにエレガンスを加えたり――。
一方、アロマは「感じる」香り。語源は“芳香療法=アロマセラピー”という医療のひとつ。ラベンダーで心を鎮めたり、ペパーミントで目覚めの一歩を軽やかにしたり。香りが“心と身体の声”にそっと寄り添ってくれます。
けれど今、アロマも香水も“香り物”という括りのなかで、キャンドルやディフューザー、バスソルト、ヘアスタイリング剤にまで広がりを見せています。
これは、エステティックサロンやスパ、アジアンテイストの空間演出が私たちの暮らしに身近になったことも大きいでしょう。心地よい香りが、気持ちのON/OFFを自然に切り替えるスイッチとして活躍しているのですね。
◎香りの楽しみ方、五感のスイッチを入れる習慣
アロマ精油の楽しみ方はさまざまです。アロマランプ、ディフューザー、手浴・足浴・入浴など、香りをスチームにのせて鼻や皮膚から取り込み、心身の緊張をほどいてくれます。
また、好きな香りに包まれてのマッサージは、大人肌の代謝を高め、心も肌も柔らかく整えてくれるもの。
香りは、その日の気分やホルモンバランス、心の状態によって心地よく感じる種類が変化します。
昨日は苦手だった香りが、今日はふとやさしく胸に響く…そんな発見があるのも、香りの奥深い魅力です。
◎香りに生きた人たちの記憶
古代エジプトのクレオパトラは、薔薇の香りをこよなく愛したことで知られています。
宮殿の床に薔薇の花びらを敷き詰め、薔薇の香りのバスに身を沈める――香りを“身にまとう芸術”と捉えていたのでしょう。彼女は専属の調香師と化粧係をそばに置き、人生の最後まで香りに包まれていたと言われています。
一方、香り文化が花開いた国・フランスでも、香りに生きた人物がいました。ナポレオン・ボナパルトです。
毎朝オーデコロンを“浴びるように”つけるのが日課。香水好きの皇后ジョセフィーヌと香りの好みが合わず、言い合いになることもあったそう。
また、ナポレオンはマリー・アントワネットの調香師を引き継ぎ、彼自身の香り文化を築いたとも伝わります。
香水の“ノート”という表現が音楽用語から来ていることも興味深いですね。トップ・ノート、ミドル・ノート、ラスト・ノート――香りはまるで音のように流れ、残り香として心に“余韻”を残してゆきます。
今日の香りが、明日の気分を変えてくれる。
そしてそれが、大人の肌と心に、新たな光を宿してくれるかもしれません。

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