蘭の香りと時の魔法

【蘭の香りと時の魔法】
素敵な笑顔でお過ごしですか?
いつもご覧いただき、心より感謝申し上げます。
エシカルローザの角屋由華でございます。

本日も

蘭と香り

のお話に、もう少しだけお付き合いくださいませ

◎蘭の香りの不思議

昆虫と共に進化してきた蘭科植物。その花々はまるで“時間に咲く香り”を携えているかのようです。
朝に強く香る蘭、昼にふわりと漂うもの、そして夕方にやさしく立ち上る香り。東京ドームで開催される世界らん展では、香りの審査が朝に行われるのも納得です。虫たちの活動時間に合わせた蘭のリズムを、わたしたちも少しだけ感じ取ってみたくなりますね。ある年の蘭展でのエピソードを、出店者の方が教えてくださいました。
「デンドロビウム・キングアナム(Den. kingianum)」をご購入になったお客様から、翌朝「香りがしない!」とお叱りのお電話があったのだとか。
実はこの蘭、日中に香る品種。朝や夜には香りを閉じてしまうのです。お互いに少しだけ早とちり。でもそのやり取りもまた、香りをめぐる人間模様のひとつかもしれません。

◎香りを測る、美意識

香りは“感じる”ものであって、“測る”ものではない――そう思いがちですが、実は蘭の世界には香りの審査規定が存在します。
全日本蘭協会では、香りの【強さと拡散性】【上品さ】【華やかさ】【新鮮さ】の4つの基準で点数化。
小数点一位まで競われ、トップ3が入賞となるのです。
たとえば「上品な香り」とひと口に言っても、それは肌にまとう香水のように、年齢や肌の質感、纏う人の心持ちによっても変化します。
大人肌のわたしたちにとって、上品な香りは“凛として華やぐ透明感”を意味するのかもしれません。

◎洋蘭と頭皮ケアという可能性

蘭は香りだけではありません。美しさの根源、細胞レベルでのアプローチにも注目されています。
シンビジウム・マリーローランサンからは、抗酸化力に優れた7種のフェノール性化合物が見つかりました。なかでも「カランテサイトA」は、頭皮の血行を促進し、毛母細胞の働きをサポートするとされ、育毛剤の原料として注目されています。
マリーローランサン。かの名画家の名を持つこの蘭もまた、“女性に寄り添う植物”なのかもしれませんね。

今日も、香りを肌で感じ、心で味わいながら――
また明日、別の香りとともにお目にかかれますように。

▲蘭の香りと時の魔法

#蘭の香り #大人肌ケア #香りの記憶 #ナチュラル美容 #植物エキス #年齢美のススメ #角屋由華 #エシカルローザ #輝麗共創 #コスメ系人財育成