【洗顔後のpHバランス】
素敵な笑顔でお過ごしでしょうか？エシカルローザの角屋由華でございます。いつもご覧いただき心より感謝申し上げます。
肌の美しさは、ただの表面ケアではなく、肌本来の働きを知ることから始まります。
石鹸で洗顔した後、しっかりすすげば肌のpHは一度中性（7.2前後）に近づきます。その後、時間とともに自然と元の弱酸性へと戻っていく—この力を「アルカリ中和能」といいます。肌は排泄器官であり、皮脂と汗が混ざり合って天然のクリームを作ることで、肌を守る役割を果たしています。
男性の肌は皮脂分泌が活発なため、何もつけずとも20分ほどでpH5前後の弱酸性に戻る方が多いようです。しかし、女性の肌はこの回復力が男性よりも穏やかで、さらに子どもの肌はもっと繊細。洗顔後に肌のpHが高くなるのは、女性の皮脂分泌が男性に比べて少ないからなのです。
だからこそ、男性が「これはいい石鹸！」と感じるものでも、女性には保湿力が足りず、逆に女性好みの優しい石鹸では男性には脱脂力が足りないことも。これは肌の特性の違いからくる自然なことですが、近年では男性でも乾燥肌が増え、スキンケアの需要が高まっています。実際、男性向けのスキンケア市場はここ25年で大きく成長し、固形洗顔料の種類も増えています。
大人の肌こそ、ただ清潔にするだけでなく、肌の本来の力を大切にするケアが必要。洗顔後の肌の状態に目を向け、自分に合ったスキンケアを選んでいきましょう。
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